進路だより
進路学習

 高等部卒業後の進路について,様々な選択肢の中から,本人,保護者の思いを考慮しつつ,最善の選択ができるお手伝いをしたいと思っています。また,卒業後も地域の各機関と連絡を取り合い,豊かな社会生活の実現を支援します。

 年2回の進路希望調査を行い,本人・保護者のニーズを把握します。その結果を基に,担任・進路指導部との面談や各機関と相談を積み重ね,進路決定につなげていきます。

現場実習

 高等部の現場実習は作業学習の時間に行われ,将来の進路を決める上でとても大切な学習です。実際の施設や会社で卒業後の生活を模擬体験する機会となります。
通学でスクールバスを利用している生徒も,公共の交通機関や保護者の送迎での通所,通勤となります。卒業時に一般就労を目指す生徒については,特別な場合を除き,公共の交通機関等を利用しての自力通勤となります。
活動については,その実習先で行っている仕事等を個々の実態に合わせながら実際に行います。実習先によっては,1日中同じ作業をやり続けることや休憩時間以外はずっと立ち仕事になること,勤務時間が朝早かったり夕方遅かったりすることもあります。
普段の学校生活とは異なる実習を行うことは,活動内容や場所,雰囲気などを体験的に知ることができるので,生徒に合った進路を考えるためにはとても大切なものとなります。
今年度から,現場実習は前期(6~7月)と後期(10~11月)の2回実施となります。現場実習の回数が増えることは,生徒のよりよい進路実現につながると考えております。現場実習の期間と内容については,以下に示すとおりとなります。

職場・施設実習について

関係機関・地域との連携
あいさつ訪問(4月) 進路指導担当,地域の市役所,町役場,社会福祉事務所,保健福祉事務所,ハローワーク等関係機関を訪問します。
進路福祉相談(1年7月下旬 2年2月下旬) 高等部生徒と保護者および担任が学校で関係機関の担当と進路や福祉サービスについて相談を行います。

 その他,地域の支援センター(2ヶ所)とは常時連絡を取り合っています。また,地域の福祉施設や相談支援事業PITの情報を学校で紹介しています。

卒業生の進路
高等部卒業生の進路先
  H24  H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2 R3 R4
  生活介護 6 3 10 5 4  11 9 10 6
  自立訓練 1 0 2 1 3  0 2  1 1 2 3
  就労継続B型 5 5 2 7 11  7 5  6 17  6 7
  就労継続A型 1 0 2 1 0  0 0  0 0 0 2
  就労移行 2 0 7 4 3  4 1  1 2 1 0
  地域活動支援センター 2 2 1 0 0  0 0  0 1 0 1
  進学 0 0 4 1 1 0 0  1  1 0 1
  一般就労 4 6 2 4 3 7 2  8  5 6 8
  在宅(自宅療養等) 0 0 1 0 2 1 0  5 0 0 0
  その他 0 1 0 1 1  0 0  0 0 1
計  21名 17名 31名 24名 28名  30名 19名  32名

36名 

21名 

30名